2015-09-15 第189回国会 参議院 環境委員会 第15号
その結果どうなったかというと、湖岸堤・管理用道路建設などによる自然湖岸が減少しましたし、ヨシ群落の減少、内湖の激減、湖辺の農地や森林などの緑地が大幅に減少しました。そのことによって琵琶湖の生態系に大きな影響を与えました。実は、私は高校卒業まで琵琶湖のほとりで過ごした人間ですが、そういう一人として大変心が痛みます。
その結果どうなったかというと、湖岸堤・管理用道路建設などによる自然湖岸が減少しましたし、ヨシ群落の減少、内湖の激減、湖辺の農地や森林などの緑地が大幅に減少しました。そのことによって琵琶湖の生態系に大きな影響を与えました。実は、私は高校卒業まで琵琶湖のほとりで過ごした人間ですが、そういう一人として大変心が痛みます。
そこでは、消波堤、波を消す消波堤の撤去、切り通しの復活、湖岸堤の撤去などを求めています。先月末に、私、赤野井湾の調査に行きましたが、そのとき、玉津小津漁業協同組合の田中組合長、こうおっしゃっていました。消波堤が水の流れを止めて水質悪化につながっているので、県に撤去を求めていると、そう訴えておられました。
この法律に基づいて、琵琶湖総合開発計画により実施をされました瀬田川のしゅんせつ、あるいは湖岸堤の設置といった治水事業、あるいは砂防、造林といった治山事業によりまして、水害による琵琶湖沿岸の被害の軽減等大きな治水上の効果があったものと考えています。 また、利水上の効果といたしまして、水道用水の供給事業等の実施によりまして安定的な水供給が図られてまいりました。
治水面では、瀬田川のしゅんせつによる疎通能力のアップでありますとか、湖岸堤の設置によります浸水被害の防除等の治水事業による直接的な効果に加えまして、砂防等の治山事業による土石流の発生あるいは流出抑制などによりまして、水害による琵琶湖沿岸の被害の軽減等に大きな効果が得られております。
その後の埋め立てや湖岸堤の整備等によりまして、平成三年度には百二十八ヘクタールにまで減少したとのことでございます。 その後、滋賀県によるヨシ群落の保全、再生に向けた取り組みが進められまして、平成二十六年度は百八十三ヘクタールまで回復したというふうに聞いております。
○政府参考人(甲村謙友君) 委員御指摘のとおり、滋賀県でいわゆる市街地から流出してくる汚濁負荷量の面源対策といたしまして、雨水の貯留浸透だとか、あるいはもっと細かい話でいうと、市街地の道路の側溝の清掃、あるいはちょっと大きい話でいうと、市街地から出てくる初期の雨をためて浄化するといったような施設整備の面等をやっておられますし、また湖の周辺、いわゆる水辺では、先ほど琵琶総で、湖岸堤でヨシ原等が失われたと
このためにヨシ原など湖辺の自然環境が壊されて、湖岸堤、湖岸道路を造る、人工島を建設して終末下水処理場などを造ったと。この計画が琵琶湖の水質、周辺の自然環境を激変させました。ヨシ帯などの自然の浄化作用だとか、あるいは生物学的循環のバランスを破壊して、ニゴロブナ、これはフナずしはこれで作るわけですが、滋賀県の名物と言われていますが、これが激減すると、琵琶湖の漁業にも甚大な被害を与えていると。
湖岸堤の建造などによる湖辺の人工化は、生態系機能の低下や多様な植物連鎖構造の単純化に拍車を掛けていると。また、湖岸堤の上の周遊道路からは合成タイヤ微粉末に含まれる可塑剤などが側溝を通して琵琶湖に流出すると。
なお、中海の湖岸堤の整備についても、今後、関係する管理者と連携を図りながら、計画的に整備を進めていくこととしております。
中海の堤防、湖岸堤の整備もあわせて必要でございまして、これにつきましても、堤防の管理者、いろいろたくさんあるのでございますけれども、私ども管理者とも連携をとりまして、着実な整備について、責任を持ってその整備を促進していきたいというふうに考えております。
また、斐伊川や神戸川におきます治水計画は、上流の二つのダム、斐伊川から神戸川を経由して日本海に放流する斐伊川放水路、そして、中海と宍道湖の湖岸堤整備と両湖を結ぶ大橋川改修、通称、いわゆる三点セットを基本とする上下流域が一体となったものでございます。この治水計画につきましては、鳥取、島根の両県、さらに両県の県議会、関係市町村及び関係の市町村の議会等へも説明いたしております。
○藤木委員 滋賀県の資料でも、湖岸堤であるとか管理用道路等の施工によりまして、湖辺の琵琶湖らしい自然の原風景というものが随分影響を受けております。ヨシ地も失われて、水ヨシだけでも九ヘクタール以上消失するなど、湖辺の植生にも影響を与えております。
工場や生活排水がどんどんと流れ込む、だから汚れるんだという単純なものではなしに、膨大な湖底にたまっている泥が燐を出すとか、あるいは開発のために湖岸堤、琵琶湖の周りをコンクリートで固めていろいろなものをつくったから、水の流れが変わっていろいろと汚れを出している。非常に複雑な汚染の状況になっているわけです。
その昭和三十三年の大災害を契機にしまして、この周辺の方々、二度とこのような災害を起こしてはならないということで、洪水及び高潮被害を防止するために湖岸堤、湖の周りに堤防を築いておるわけでございますが、さらに計画としては、高瀬川の放水路、高瀬川は非常に狭い形で、水の出入りが非常にしにくいということになっておりますので、洪水をスムーズに吐くために放水路をつくるという計画がございます。
本年一月開通をいたしました南湖の東岸を走ります湖岸堤道路は、琵琶湖でも有数のヨシ群落地帯を縦断しております。ヨシのある水辺は琵琶湖の原風景のように私は考えておりました。近江八景の一つの堅田の落雁で有名な浮御堂の絵には湖面のヨシがつきものでしたが、現在の浮御堂周辺には一本のヨシも残っておりません。
○政府委員(近藤徹君) 琵琶湖開発事業、いわゆる水出し事業でございますが、これは琵琶湖周辺及び下流淀川の治水対策及び新規都市用水の開発を目的として発足したものでございまして、もとより水資源開発とともに琵琶湖のはんらん防止のための湖岸堤の建設、それから琵琶湖周辺の治水対策、また琵琶湖の水位が低下したときにおける被害、影響に対して十分な対策を講じることを内容といたしまして進めてきたものでございまして、これらは
と同時に、このヨシの群落の今後の維持に関しては、湖岸堤の建設などに関しても若干心配をされておるような声もあるし、人によっては湖岸堤の建設とヨシの保全は一致しないというような皮肉な言い方をする人もいると思いますが、私は、そうじゃない、必ず治水を維持しながら自然との調整ができる、このように確信しているところでもありますので、何としてもこの条例を成功裏に導きながら水質の浄化に努めていただきたいと思うわけでありますが
四点目としましては、環境上の問題から、例えば湖岸堤のルート決定が難航いたしまして、この湖岸堤の前面に整備する予定の都市公園の整備の着手がおくれた、こういう事情がございまして、総じて言えば、以上のような点が、事業のおくれた理由だと認識しております。
なお、やや具体的ですけれども、環境上の問題から湖岸堤のルートの決定がなかなかおくれまして、これに伴います前面の都市公園事業がおくれた、こういうような事情があろうかと認識しております。
○近藤(徹)政府委員 お尋ねは、今後の年間の施設の管理費はどの程度かという御質問でございますが、まず平成四年度の琵琶湖開発施設の管理に係る経費といたしましては、湖岸堤及び管理用道路、排水機場、瀬田川流いせきバイパス水路等の維持管理費、航路しゅんせつに係る経費及び事務費等合わせまして、総額約三十一億円を予定しております。
このほか、琵琶湖の湖岸堤・管理用道路、緊急地方道路整備事業によるJR琵琶湖線栗東駅近くの石原踏切除却工事、びわこ文化公園都市における都市公園の整備状況等を視察いたしましたが、その詳細は省略させていただきます。 以上が調査の概要でありますが、調査に御協力いただいた方々に厚く御礼を申し上げて、報告を終わります。 以上であります。
ちなみに、これは他の例でございますが、琵琶湖開発事業においては湖岸堤工事で改変をいたしましたが、アシ、ヨシ帯の復元のため約三キロ区間の堤防延長地域にわたってアシ、ヨシの植栽を実施いたしましたところ、現在は工事着手以前よりもアシ、ヨシ帯が復元され、動植物の保存及び水保全にも大きな役割を果たしている事例がございます。
斐伊川、神戸川の治水につきましてでございますけれども、中海・宍道湖にっきましては湖岸堤、大橋川につきましては用地買収、本川におきましては築堤、護岸、先生神戸川と申されましたけれども、斐伊川放水路につきましては用地買収を重点的に実施をいたしております。
工事としては、現在までに湖周辺の洪水防御を図るための湖岸堤の一部約四・七キロメートルを施行している程度でございまして、まだ緒についたばかりという状態でございます。
また、湖岸線のほぼ五分の一に当たる五十キロメートルもの湖岸堤の建設が進められておりますが、特に南湖東岸部での湖岸堤建設で五十八ヘクタールの湖岸が埋め立てられ、現在の面積の三八%に当たる十六ヘクタールのヨシ原が消滅することになっております。このような状態を長官はどう受けとめられますか、お聞きしたいのであります。
特に琵琶湖の総合開発は、湖岸堤の建設や、湖周辺の自然の改変は自然の浄化能力の破壊となるおそれは十分にあると思われる。一部住民がいまも強くこれに反対しているのも理由のないことではない。」と書かれておるのですが、そういう意見についてコメントを求めます。
特に琵琶湖の総合開発は、湖岸堤の建設や、湖周辺の自然の改変は自然一の浄化能力の破壊となるおそれは十分にある」と言われておるのですが、それは局長としてはそういうことはない、こうおっしゃいますか。
これのほかに、湖岸堤等について若干埋め立てがあるわけでございますが、先般の本委員会におきまして先生の御質問がございまして、建設省の方から御答弁申し上げております。全体で湖岸堤は約五十キロメートルでございますが、そのうち自然の前浜を残す部分が約二十七キロメートルでございます。それから、人工の前浜を造成してヨシなどの植生を行い、自然に近いなぎさにする部分が約六キロメートルでございます。
そこで、今琵琶湖で進められています湖岸堤や人工島の建設が及ぼすインパクトについて先生のお考えをお聞かせいただきたいと思いますが。
しかし、例えば琵琶湖の総合開発で湖岸堤をつくる、あるいは流域下水道の終末処理場をつくるために、土地がとても高くて手に入らないので琵琶湖の中に人工島をつくってそこに処理場をつくったということでございます。
○菅野久光君 湖岸の、いわば湖岸堤やらいろいろ人工化に対する代償措置というんでしょうか、人工なぎさだとか人工アシ原がつくられていますが、これについてはどのようにお考えでしょうか。
同時に、湖岸堤の建設などで湖岸や湖辺の改変が進みまして、国定公園の特別地域としての価値が低下している霞ケ浦地区の近年の状況をどういうように認識されているのか、あわせまして伺い、さらに、このような霞ケ浦の地区を今後どのように保全をしていくのか、その具体策をひとつ伺いたいと思います。
○高杉廸忠君 次に、自然湖岸線の減少についてお伺いをしますけれども、霞ケ浦開発計画によって八億ないし九億トンの水の太平洋への流出をとめることに伴って、霞ケ浦の水位の上昇に備えて湖岸堤の建設が今行われているわけですね。このため、水辺の動植物が生忌をして湖水の自然浄化にすぐれた機能を持つなぎさ線というものは年々減少しているわけです。
そこで、琵琶湖では、先生がおっしゃいましたように、新たに湖岸堤とか湖中堤を建設するに際しまして、極力自然の前浜を残すということにしておりますけれども、約六キロ区間にわたりましては、消波効果の機能の増進を兼ねまして人工の前浜を設置することにいたしております。
○片山甚市君 私は、先ほどから覆いますように、湖岸堤、湖中堤、人工なぎさなどをつくることについて、自然の浄化作用が失われてくると思っております。手元に手づくり限定版として「くたばれ湖岸堤・湖中堤」という写真集があります。これはもう新聞でも御紹介されておるのですが、環境破壊の実態がありますから、大臣これちょっと見てください。
○説明員(志水茂明君) 湖岸堤、湖中堤は約五十キロございまして、そのうち自然の前浜を残す部分が約二十七キロございます。それから、新しく人工の前浜を造成しまして、ヨシなどの植生を行ったりいたしまして自然に近いなぎさ線にしていく部分が約六キロございます。
○説明員(志水茂明君) 人工前浜は、先ほど申し上げましたように、湖岸堤あるいは湖中堤を築造するに当たりまして自然の前浜を確保することが非常に困難な地域におきまして、周辺環境との調和を図りながら、また消波効果等の機能を増進するために人工の植生を行ったりいたしまして、これも滋賀県などの関係機関と十分協議しながらやっておるわけでございまして、今先生の御指摘のヨーロッパの例に倣ってやったというぐあいには聞いておりません